いつも統一マダン生野の開催のためにご賛同いただき心よりお礼申し上げます。

統一マダン生野も今年で22回目を迎えます。これもひとえに皆様のご協力があってこそ成しえた事と感謝しております。

さて、第22回統一マダン生野は6月7日(日)に開催する予定でございますが、今年は、朝鮮半島が日本帝国主義による植民地支配から解放され70年にあたる年です。一つの独立国家を求めた民衆の熱望とは裏腹に、強大国の利害によって南北に分断される道を強要された70年でもありました。

70年という長い歳月は、私達民族にとって決して幸せの時を得たのでなく、苦痛と苦悩と不信と憎悪に満ちた不幸な時でした。暗黒の植民地支配から解放され、光り輝く未来を民衆相互が手に手を取り祖国の発展に胸躍らせるはずが、同族が互いに銃口を向け、殺戮する戦争を体験するという想像を絶する地獄は、民衆の心に取り返すことが不可能なほどの深い傷となり、今も痛みを疼かせています。

祖国の分断状況は、心の中にも分断の壁を作るようになってしまいました。歳月が長くなればなるほど壁も厚くなってしまい、統一への熱情が日増しに薄くなってきているのも事実です。よく聞く話ですが、「統一はいまさら必要ないだろう」「統一は無理な話で現状のままで良いのではないか」と。本当にそうでしょうか?南北で暮らす民衆たち、海外で暮らす同胞たちの生活は何故このように苦しいのでしょうか?同胞青年たちに、生きて行く夢も希望も無いように感じさせてしまう社会になってしまった原因は何でしょうか。南北の軍事対立を口実に膨大な軍事費を捻出し武器を購入させられる税金は民衆の負担となり生活を圧迫しています。異国で生活をしていても、民族教育を受ける権利は正当なものであるにもかかわらず圧迫される原因は何でしょうか?これら全ての原因は祖国の分断にあります。私たちの祖国は強大国の国家利益のために翻弄され続けてきました。70年ではまだまだ短いというのでしょうか?100年経てば良いというのでしょうか?

2000年6月15日に出された6.15南北共同宣言とそれをより具体的に実行しようとした2007年10月4日の南北関係の発展と平和繁栄のための10.4共同宣言は民族の根本問題(分断から統一へ)を解決する画期的な宣言でした。祖国の統一以外に私達が平和に幸せに暮らしていける方法は他には無いと言うことを70年間の苦しみの中で悟ったことではありませんか。

植民地から解放されて70年、6・15南北共同宣言が発表されて15年の今年こそ、祖国統一への道を新たに歩む年にしなければなりません。祖国を統一してこそ真の解放を手にすることができるでしょうし、青年が夢と希望を抱いて歩める社会となることができます。そして朝鮮半島の平和統一は日本をはじめアジアの平和を実現するためにも重要です。そのために第22回統一マダン生野を開催し、みな様と共に統一への道を歩み始めようと考えております。

今年は、特別ゲストとして韓国から「6.15合唱団」(総勢20人)を招請し、祖国統一への思いを歌に込めての合唱や、6.15合唱団と在日同胞学生や子供たちとのコラボ、又、その他の統一への思いの企画を色々考えております。是非とも当日は会場までお越しいただけますようお願い申し上げます。

第22回統一マダン生野の成功のために、例年以上の賛同広告のご協力のお願いと共に、新たな賛同広告先をご紹介して頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

第22回統一マダン生野実行委員会 実行委員長 金昌秀
〒544-0034 大阪市生野区桃谷3-13-6
TEL06-6711-6377 FAX06-6711-6378
Eメールikuno@madang.jp

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